2004年の今日朝起きて2Fに行ったら母の姿なく、あれ?と思って廊下を見たら母がトイレ前に倒れていたのだった。脳梗塞。左半身麻痺。母67歳私37歳。二人とも若かったな。医療センターに年明けまで入院して、その後転院して5月までリハビリ病院へ。心配でほぼ毎日のように山の中の病院へ通ったのを思い出す。海沿の道を走り、用水路への道を抜け、高速に乗り、トンネルを何個か抜けて高速を降り、ショートカットのために小さい山の抜け道を超え、川沿を走り、産直を通り過ぎ、さらに降って田んぼ道を通り過ぎると突き当たりにその病院がどーんとあった。ウグイスも鳴き、緑に囲まれた良い環境だった。温泉病院の名前の通り温泉を治療に活用していた。母その頃は時間の観念がわからなくなっていて、病室に行くともうこの病院に10年いる。家族が誰もこない。。。とか言っていた。明日と昨日、分と時の意味がわからなくなっていて、いろんな幻覚幻聴も多かった。脳の不思議を実感した。姉は5歳と2歳の子供の世話で忙しかった。またこの日がきたかとあれから毎年思う。切なく悲しく。たらればを後悔しながら。しかし今年は母も私も頑張って来たなと素直に思える。そう思える。