入院10日目

午後病院に行った時に健康保険の限度額認定書を提出しようと思ったら土曜日は会計の受付が午前中なので慌てて朝一番に病院へ行った。普段会計のコーナーは大混みなので今日もきっと混んでいるだろうと思ったら待ち時間20分手続きは10分ほどで終了してしまった。土曜日だからかもしれない。その後家人から洗濯物を引き取って、私からは今日の新聞を渡してしばしあれこれ話し(ガスが抜けたところの視力が戻って来たそうだ。どんな感覚かは分からないが)、じゃあ明日迎えに来るねと帰宅。S子さんが昨日また来てくれて、恵方巻きを差し入れしてくれた。夕飯がハズレだったから恵方巻きの方を食べたよ!と聞いたので家からお礼の電話を入れると、おはぎをたくさん作ったので今から病院へ持っていくけれどあなたは今日は何時頃病院へ来るの?と言うので今行って帰って来たところだったがもう1回いくことにした。^^ 病院までは土曜日で朝行った時よりも混んでいたので40分ほどかかり、行くともうS子さんは着いていた。私が行けない時に何度もお見舞い来てくれていたので、今日会えて直接お礼が言えてよかった。

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なんども往復して大変だと皆言ってくれるけれどいろんな時間の富士山を見たり、海を見たり、山を見たり、トンネルを通ったりと一人ドライブは嫌じゃないし一本道を楽しんでいる。

 

入院 9日目

申請してあった健康保険の限度額認定書が届いた。これを使って先に計算してくれるようだ。以前は先に手術入院費用を全額払ってから後から申請でお金が戻ってきた気がするがいつのまにか便利なシステムになっていた。何年か前の母のペースメーカの手術の時はなかった気がするが。。。知らなかっただけかもしれない。そういえば白内障の手術のは後から申請しなくても戻って来た気がしたが、その辺も変わっているのだろうか。うーん。

家人のいる病院へは行かずメッセージをやりとりしたのみ。目は特に変わりはないよとのこと。もう水晶体を全部抜いてあるから早々破れはしないはずだよと言っているが、以前はその後破れてまた手術入院したのでどうなのだろう。

節分なので母はディサービスで鬼に紛争したお気に入りのスタッフの男の子たちに小さく切った新聞紙を丸めて作った豆を投げて楽しかったそうだ。母をお迎えしているとデイサービスのスタッフにこれお土産です!と甘納豆を渡された。夕飯には私だけ恵方巻きを食べた。毎年魚屋さんが美味しいから!とオススメしてくれるお店のを買うようになった。いくらや鰻も入って豪華。ここのはすでに食べやすく切れているのでどっかの方向を向いて無言で食べることはないただの美味しい太巻きスペシャルをいつの間にかできた風習に乗っかって美味しく頂いている^^ 母はもともと太巻きというものが嫌いなので普通のご飯にしたが、なんか寂しいねぇと言うとディサービスでちらし寿司が出たからいいのよということだった。90%食べたと連絡帳に書いてあったので夕飯もだと糖分塩分の取り過ぎになってたか。私も今夜喉が渇くに違いない。

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入院8日目

病院の夕ご飯時間中に到着。グラタンを下を向いてもぐもぐと食べていた。今朝の診察で日曜日に退院となったので余分なパジャマなどを持ち帰った。退院後もうつ伏せで安静に寝ているように言われたそうだ。昨夜は今回の入院で初めて連続して5時間眠れたんだそう。うつ伏せに慣れてきたかもと言っていた。まだ左目はガスが60%入っていて視力はほとんどないそうだ。明るさはわかるとのこと。ガスが抜けるまではとにかくうつ伏せでいなければならないらしい。本当は日曜日に退院というのは会計がお休みなのでないのだけれど多分他に入院する人が多いからもう特に治療がない人(寝てるだけだからね)は退院させて通院になるのだろう。退院して3日後の診察が予約されているそうで(もう以前のように朝5時過ぎに来て6時に整理券を取るシステムがなくなった)その時に退院手続きと会計をしてくださいということだった。今日もまた昼間S子さんが来てくれたそうでおまんじゅうを一箱差し入れてくれていた。ありがたいなぁ。

新しく同じ部屋に入って来た若い子は21歳で15歳の時から何度も手術と入院を繰り返しているのだそうだ。目の中の血管が伸びてしまうという症状らしい。伸びてきたら切らないと黒目に入って失明しちゃうとか。想像を超える。何度も入院しているので入院のシステムに詳しくて色々教えてあげようと思ったら逆に色々教えてもらったそうだ。木曜日は大先生が診察でその先生が退院の日を決めるんです。とか。誰かが入院するといつも思うのだけど人生それそれで知らない世界がまだまだあるなぁと。つくづく自分は頑丈に産んでもらったな。と思う。

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病院前の温泉旅館のネオンがキラッキラッ。ここに宿泊して通院する人もいるそう。

入院 7日目

朝母があの美味しいお団子買って来てという。今の職場の近くにあるBちゃんから教えてもらったお米屋さんで売っているお団子のことで、いいよ何本くらい?と訊くと5本という。食べられるの?そんなに!というと食べられるという。本当か?!食欲全開祭り中だから本当にそのくらい食べそうだ。(結局買って来たら1本しか食べなかったが。食後だからね。)それでも自分が食べたいものを買って来てもらってそれが目の前にあるのが嬉しいのだろう。みたらしとゴマと磯部と味噌を目の前にしてどれにしようかと嬉しそうにしていた。

病院へは職場から直接行った。運転は上手ではないが山道とかくねくね道を運転するのも好きだったのだがこの頃高速で走る道、使ったことない新しい道が苦手になった気がする。やれやれ。病院の家人はシャワーを使った直後だった。顔はもちろんまだ洗えない。髪は美容院みたいに看護師さんが洗ってくれたそうだ。明日は眼科の一番偉い先生が診てくれてそこでいつ退院できるか分かるのだそう。今の所目の中に入れたガスも順調に残っているからもしかしたら来週頭には退院できるかもしれないとのこと。SGさんも今週退院することが決まったそうだ。ただSGさんは抜糸があるから(目の中の?)またすぐ入院になるんだそう。先に退院した二人のところに新しい患者さんが入院していた。一人はまだ10代かもしれない若い男の子だった。

S子さんがお見舞いにとたくさんの煮物や果物お菓子などを置いていってくれた。長い間彼の家の食卓を預かっていた人の煮物は素晴らしい味だった。

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入院 6日目

今日は仕事と母の関係で病院へは行けなかった。時々XXさんがお見舞いに来てくれたよ。などのメッセージが届いた。目は変わらずだそうだ。スマホを使いすぎて(下を向いてスマホは見ていいよとドクタに言われたそう。ほんと?)ついに通信制限がかかっていたからラジオでも聞いていたのかな。と考える。

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昨日魚屋さんからもらったキビナゴがまだ大量に合ったので唐揚げにした。キビナゴの刺身、天ぷらで唐揚げなので、さすがにもう食べないかと思ったが母は唐揚げも美味しいわーとモリモリ食べていた。キビナゴおそるべし、、。キビナゴの干物は出したことがあったがそれほど食べなかった気がしたが。。。。まだたくさんあったので残りは佃煮風にした。南蛮漬けという手もあったけれど母があまり好きではないそうなので断念。私は好きなんだけどな。

昨日は昼休みにBちゃんと合流しクレープランチもした。チーズハンバーグとポテトサラダクレープ。Bちゃんは唐揚げクレープ。ポテトサラダの奥に大きなハンバーグが入っていて美味しくて満足。

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入院 5日目

今日は久しぶりに職場。頭の体操できた。^^ やることがなくてつまらないのだろう。家人から日中何度も「XXさんとXXさんが退院したよ」「窓際に移ったよ」などとメッセージが届く。4時くらいに帰宅してデイサービスから戻る母を迎え、ベッド周りのあれこれを用意して、夕ご飯は帰ってからでごめんね。と出かける。途中魚屋さんによりお楽しみの「幻のいちご大福」を受け取り、夕飯のおかずにホタテを4個買ったら、これ食べなよ!とキビナゴのお刺身とそのままのキビナゴ200gくらいおまけでもらった。どう考えてもホタテより高いぞ!そして姉家にいちご大福を届けて病院へ向かう。ちょうど通勤時間に重なってしまったので道が混んでいて40分ほどかかってしまった。同室の方が2人退院されていてその方達がいた窓際のベッドに移動してた。ずっと壁を見てると気が滅入るから窓際に移して欲しいと看護師さんにSGさんと二人懇願したそうだ。…ヘリコプターを撮影するためじゃないのか…。まぁでも日に日に元気そうになっているので何より。今日もご飯を3食全て食べきったそうだ。ガスはまだ7,8割残った状態なので網膜がちゃんとくっついたかどうかはまだわからないそう。たくさん残っていると言うことはちゃんと下を向いていたってことかな。よしよし。

病院に1時間ほどいて、家に帰り(帰りは25分くらいで着いた)ホタテを食べようかと思ったけれど新鮮だったから明日に回すことにした。おまけで頂いたキビナゴを天ぷらにした。そしておまけのキビナゴの刺身。無料で豪華なキビナゴ定食である、母がキビナゴのお刺身って美味しいんだねぇと言っていた。そういえば家で食べたことなかったかも?(魚屋さんありがとう!)そしてデザートはもちろんいちご大福!!!いちご大きい!みずみずしい。甘い。

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入院 4日目

病室に着いたら家人がいない。トイレかなと思っていたら横のベッドのSGさんが、あ、奥さん来ましたね、Kさん(家人)は今ヘリコプターを撮りに手術室の前に行ってる。とニコニコ言う。なんのこっちゃ?と思いつつもお礼をいい、病室の階の奥にある手術室の前に行くとそこの家族待合のソファに家人はいた。私を見て、今ドクターヘリが飛ぶの待ってるんだよ。さっきヘリポートに着いたとこだからまた飛んだら写真を撮るんだ。とワクワクしている。まぁそういうの好きな人だからと私も一緒に待つかと思いしばしソファであれこれ話していた。しばらくするとヘリコプターが飛び立つ音がして、飛んだ!と家人はスマホを向けて夢中でヘリコプターを撮影。私もつられて撮影。私は上手に撮れなかったが家人はいいのが撮れたぜ!と喜んでじゃあ部屋に帰ろうといそいそと病室に戻って行く。病室に着くなり、部屋の残りの3人がKさん戻って来た!どうだった?いいの撮れた?とわらわら寄ってくるではないか。そしてこの写真はいいねー。あの場所からがいいショットだったかー。Kさんこれ私のメールに送ってよ。などなどなる。わずか一日のうちになんだこの部屋のテンションは?どうやら今朝からこの部屋ではドクターヘリ写真大会みたいなノリになり、部屋の窓から、廊下の窓からドクターヘリの写真を撮影しては誰のがベストショットか見せ合いっこしていた模様。その後もヘリの音がしては誰かが走って部屋から撮影に行き看護師さんにXXさん走らないでと叱られたりしていた。家人ともう一人の患者さんは上を向いてはいけないのに(いや下を向いてなければいけないのに)、そして全員走ったりなど目に振動を与えるのは言語道断、大丈夫か!(なわけないので明日の診察で失格になるかもしれないと不安である)どうやら平均年齢50あるいは60以上のおじさんたちのこの部屋はナースのお仕事のドラマに出てくるようあダメな患者さんばかりのようだった。(ため息)ただ皆すっかり仲良くなったようで、お見舞いにもらったよとほかほかの温泉まんじゅうを分けてくれたり、お互いの家や仕事の話をしたり、良いムードであった。私が帰りますねーお大事にしてくださいね。と帰りがけに声をかけると皆わざわざ病室入り口まで来てエレベータに乗るのを見送って気をつけてーと手を振ってくれたりしてくれた。(だからあなたたちみんな安静にしてなくちゃダメなんだけど。。。と思いつつ苦笑い)

明日からは仕事に復帰するので昼間行けないのであの部屋のおじさんたちのことが心配である。

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*手術室前待合の窓からのドクターヘリ。ピントが合ってなくてヘボと家人から却下された。ちなみにベストショットは走って看護師さんに叱られてたNさんの写真になったららしい。

入院 3日目

入院とは関係ないけれどデイサービスでの定期体重測定で母の体重4キロほど増えていたそう。35キロから39キロになったそうだ。見た目にはあまりわからないけれどやっぱり4キロのお肉は相当威力があると思うので腕の内側の血管が出て来てくれたのは体重増加のおかげかも。

病院へお昼過ぎに行くとちょうど家人はお昼ご飯を食べたところで全てのお皿は空であった。祝、完食!と思ったが、食べてばかりいてあとは寝ているだけだから太りそうだと嘆いていた。家人は175センチくらいあって体重は56とか57キロとかなのでもっと太ってもいいと思うのだが本人は嫌らしい。目はアルミの海賊みたいな眼帯当てを外していて保護ゴーグルに変わっていた。食後の目薬を点すのを見ていたら白目の部分は真っ赤で今にも血の涙が出そうで思わず目を背けてしまった。ホラー。

S子さんがお見舞いに来てくれた。土曜日ということもあって同じ病室の方達のところにもお見舞いの方が来ていてそれぞれ賑やかであった。前の入院と同じように皆網膜剥離の手術をしたかたばかりだと思っていたら今回は違う目の病気の方もいてその手術の様子を説明してくれたのだがぎゃーと言い両手で目を思わず抑えたくなるような怖い手術の様子であった。目の手術は命の危険はないだろうけれど、失明の危険と手術中自分が手術されているのが見えるのがやっぱりイヤだろうなぁ。想像するとブルブルする。

Bちゃんが母に肉まんを作ってくれたので、病院帰りに受け取りがてらお茶をした。パンケーキが美味しそうだったが作るのに25分かかるというので今回は断念(帰ったらすぐに夕飯なので)。肉まんは私が作ったインチキ肉まんと違って売っている肉まんみたいで美味しかった!

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夜、アドマチック天国を見た。やっぱりB&Sも出ていた。通販3年待ちってすごいなぁ。よく通えていた頃に奥様から料理に使ってとピーラーをいただいて今も愛用している。母が使っている杖を紹介したらお母様に同じものを買ってすごくよかったからとお礼にと頂いたうちの一つ。冬限定のかぼちゃと小豆のパンをまたいつか食べたいな。

家人がいないとテレビも好きなものを見放題だし食事の支度もなく楽だけどやはり静かすぎて少しい寂しい。^^

入院 2日目

朝9:30に病院につくとそこには義母と義姉がすでに来てくれていた。昨日お知らせして週末くらいかなと思ったのだけど、手術はだいぶ痛かったようですよと電話で言ってしまったのでやはり義母は心配だったのだろう。こんなことで義母と家人が会うとは今週義母に会いに行った時は夢にも思ってなくて入院は嫌だけどこれは不幸中の幸いという類のものだろうか?うつぶせ寝で首も肩も痛くて全然眠れなかったから腰とか肩に湿布を貼ってもらった、でも再手術は嫌だからなんとか頑張るよ。とボソボソと義母に話していた。^^

義母と義姉をバス停で見送った後で私がせめて駅まで送って行けばよかったと気がついた。気が利かないなぁ。バスと電車とまたバスと乗り継いで帰るそうである。そんな手段で朝早くから来てくれて大変だったろうな。

お昼は天ぷらそばが出ていた。病院食が美味しいと前回入院時も食事を楽しんでいたが変わらずのようでよかった。3種類のメニューから選択できるのもすごい。肉メイン、魚メイン、軽食から選べる。(2日前にメニューが届き希望するメニューに○をして廊下にある箱に入れておくシステム)私は病院前にある「踊り子食堂」で踊り子弁当を買い一緒にお昼を食べることにした。唐揚げとコロッケとだし巻き卵と2種類のおにぎり(鮭と昆布)のお弁当なのだけどこれが美味しいのを知っている経験値があるのだ。^^

紹介状を書いてくれたかかりつけの眼科さんから慌てて大学病院へ移動したため診察券をうっかり置いてきてしまったので電話をしたら受付の方とのやりとりの後ドクタに電話が代わり、手術どうでしたか?すぐやってくれた?と気にしてくれていた。経過を報告すると、それならよかった。しばらく頑張ってねと伝えて。と言ってたけどやっぱりそれはうつぶせ寝のことかな。術後は必ず患者さんに電話をくれる良い先生だ。