旧友デー

昨日は母を医療センターに連れて行くため家の階段を降りていたら、ご近所のOさんが私たちを見かけたようで通りの向こうからかけよってきた。Oさんは我が家で母が店をやっていた時に長年手伝いに来てくれていた人で母が病気になった時もすごく助けてくれて今も野菜や魚を分けてもらったり、御節を渡したりする間柄である。私は今も何かにつけちょこちょこ話をしているが、母は直接会うのは2年ぶりくらいらしい。二人で「久しぶりじゃないの。変わらないねー」「あんたもいつまでも若いねー」と言い合いながらキャッキャしていた。

その後、医療センターについて、入り口で車椅子に母が移る手伝いをしていたら私の車の前に一台のタクシーが止まった。中から女性が降りてきて、続いて男性が降りてきたのだが、女性の方に見覚えがあるなと思ったら、母が長年勤めた職場で仲良しにしていて辞めた後もずっと仲良く年に何度も旅行に行ったり食事に行ったりしていたTさんであった。Tさんは母よりも5つ上で足が悪くなったためこの数年は直接会うこともなくなったが母はいつもTさん元気かなぁと心配していた。「Tさん!」と声をかけるとTさんも母もものすごく驚いて、また「元気そうじゃない」「Uさんはちょっと太ったね。元気そうでよかった」と再会を喜んでいた。

病院から帰る時母が

「今日は不思議な日だ。二人も会いたい人に会えた。」

と言うので「良かったね」というと珍しく素直に「うん。嬉しかった。」と言っていた。ああ、本当に嬉しかったのだろうな。

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