離れPHP島

HOME 入り口 MENU

No19.値だけが欲しい〜 ---- sscanf関数

フォーマットが決まっている文字列から
値だけを取り出してくれるのがsscanfです。
フォーマットの形式はprintfといっしょ。
処理はprintfと逆の処理になります。
例えば　
2003年06月04日 12時33分44秒
という値がある文字列にあったとしましょう。

配列変数=sscanf(文字列,フォーマット,[変数,変数,変数]);

<?php
$ardata=sscanf("2003年06月04日 12時33分44秒","%d年%d月%d日 %d時%d分%d秒"); foreach($ardata as $value){
echo $value ." ";
}
?>

実行すると表示する値は

2003
6
4
12
33
44

scanfで分解された値は配列の形で返ってきます。
(dは引数を整数とみなして10進数で表現する型指定子です。）
なので上のコードでは配列の値をforeachを使って表示しています。
文字列を分解して値を取り出せてますね。

同じ例を戻り値なしで後ろに変数オプションをつけてみましょう。
値の数は６個あるので、後ろに6個変数をつけます。<$a,$b,$c,$d,$e,$f>

<?php
sscanf("2003年06月04日 12時33分44秒","%d年%d月%d日 %d時%d分%d秒",$a,$b,$c,$d,$e,$f);
echo $a ." ";
echo $b ." ";
echo $c ." ";
echo $d ." ";
echo $e ." ";
echo $f ." ";
?>

実行すると表示する値は

2003
6
4
12
33
44
と、オプションに変数を渡すと順番に結果を格納してくれるのです。(^_^)

サンプル: こう書くと ==> こうなる！

(オマケ)
戻り値は配列なのでlist()を使えば引数にした変数に値を返してくれるので
利用すると便利です。

<?php
list($a,$b,$c)=sscanf("あああいいいううう","%s %s %s");
echo $a ." ";
echo $b ." ";
echo $c ." ";
?>

実行結果は
あああ
いいい
ううう
となります。

HOME