藤棚

HちゃんからLineが来てYさん宅の藤棚が全てなくなっているんだって。というびっくりニュースを知った。Yさんは個人で自宅に立派な藤棚を持っていたのだけどあまりに美しいので毎年たくさんの人が鑑賞に来てちょっとした地元の観光スポットになっていたのだ。かくいう私たちもそれを知ってからここ数年毎年その素晴らしい藤棚を見に行っていた。Yさんが作る竹細工の花瓶やお菓子入れなども販売していてそれを見て気に入ったものを買うのも楽しみだった。もちろんGW前の今頃が見頃なので今年もどこかでぶらりと行く予定であったのに残念。家人に聞いてみると多分もう高齢で維持が大変だからそろそろ止めるようなことを去年の時点で聞いていたそうである。あの藤を維持するのはご苦労が多かったであろう。たくさんの人が期待していたからなおさらだったにちがいない。藤棚は変わらず毎年あるものとばかり思っていた。やはりずっと同じなんて存在しないのだなぁと諸行無常を寂しく感じるのであった。

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今まで楽しませてくれてありがとう。

昨日は母のディサービスの日であった。最近利用者さんが少なくなってその中で母と仲良しのNさんも入っているらしい。Nさんは近所に住む既婚の娘さんが通い介護になっているそうで、その娘さんが常に「お母さんはいてくれるだけでいいの」と言っているんだってと母が羨ましそうに話した方である。しかし最近その娘さんが「疲れてしまった」と言い出しNさんはちょこちょこ別の事業所のショートスティに行くために母のディサービスに姿を見せなくなったそうだ。(母の通うディサービスの事業所はショートステイをやっていないので)母はそのことが不満そうで。「酷いと思わない?」と言う。「酷いよ」と言って欲しいのは明らかなのだけど、私はそれも言えなかった。「娘さんの大変さが私にはわかるよ」と言うとそれはそれで母を傷つけてしまう。結局「うーん。そうか。」と言っただけになったのだが、それも母を結局傷つけたようだ。